ゆくその七転び八起き

白血病や日常のことを書くよ

白血病の宣告

どうもゆくそです。

なんか気持ちが高ぶって眠れない夜です。体調は、昼くらいまでは良くなかったのですが、そこからぐんぐん良くなってきました。白血球てすごいんやなったことを実感してます。お尻ももう全然痛くない。けっこう感動です(^^)

 

話はかわって、入院中は時間があるので、他の白血病の方のブログを読むことあります。間違った情報もあるのかもしれませんが、白血病の知識に加え、その時に感じたことを色々知ることができます。ブログの種類も色々あって、白血病に関する情報提供型もあれば、終始ポジティブに捉えそのまま乗り切ったっていう(憧れです)日記型、途中でブログの更新が途絶える方、最初は元気だったのがだんだんと落ちていって最後は家族が更新しているブログ等、様々あります。

最後に紹介したブログは、内容が共感できる部分が多いだけに、読んでるうちに涙止まらなくなったり吐いたりしちゃったりして、今読むのは健康上良くないなと思いました(・_・;

最近好きなのは、某スポーツ選手のブログで、そんな人でもこんなこと思うんやとか治療を頑張ってる描写があって、読みながら励まされています。

今日の俺と同じように寝れない日があって、そんな日は、白血病と宣告されるまでのことを思い出すそうです。そして、気が付いたら涙出てるらしいです。

 

俺も宣告された時を思い出すことはあります。でも自分が 白血病だからと言って、泣いたことはありません。

告げられた時は、「だからしんどかったんや」って、妙に納得できて、変な話ですが嬉しかったです。

死ぬかもしれないって病気でしたが、当時は別にいいと思いました。病気だったんなら仕方ないって、納得していました。

   ※ 今はもちろん、もっと生きたいと思っていますよ!お間違いなく!

そんなことを話すと、周りの人には泣かれたりして、人の涙見て泣いちゃうことはありました。。

死んでいいなんて言うなよって思うかもしれませんが、やっぱそう思っちゃってたんです。

理由は大きく2つありました。1つは、やりたいことはまだあるけどここまで十分頑張ったね俺、って思い。もう1つは、このまま苦しい思いして生きるのは辛い、って思い。

症状の一例として、座っているだけで脂汗が止まらなくなったり、急に激痛が走ったり、目の焦点が合わなくなったり、色々ありました。でも、それが常にあるわけじゃなくて、波のようにやってくるので、しんどくても我慢できました。病院には何度か行ってましたが、原因 はつかめず、自分でも精神的なもんなのかなって思い始めてました。でも俺はそんな弱い人間じゃないって思い(偏見ですね)があり、我慢していました。当時の上司には体調悪いことや少し休み欲しいことを言ってみたことあるのですが、「気のせいちゃう?」「甘えちゃう?」的なことや「この時期にいきなりは無理やろ」的なことを言われました。ちょっと書き方がひどいですが、正直、上司の性格上、相談したらそう言うんだろうなってことを分かって聞きました。むしろ言ってほしいことを言ってもらいました。人から言われることで、反骨心でまた頑張れると思ったからです。その時がたしか1月だったのですが、3月まで乗り切れば回復するっていう思いも出てました。

ですが、異常の周期はどんどん短くなっていき、3月末になると食べることも眠ることもできなくなりました。食べ物が歯にあたると激痛が走り、体を横にすると体がぐるぐる回転した気分になり立ち上がるしかなかったり。今思うと、なぜその状態が4月になると治ると思ったのか不思議で仕方ないです。とは言うものの、やり切るって決めたのは自分ですし、他の人に迷惑かけたくないって思いで、3月を乗り切ることができました。

そして4月の初日、目が見えなくなっている自分に気付きました。まったく見えないわけではないのですが、ほぼ視界ゼロ。でも人間ってすごくて、通いなれた道ってこともあり、なんとなく会社には行けました。けど、治る気配はなく、体調がおかしいことを人に悟られたくなかったので、こっそり病院にいきました。今思うと明らかにおかしい行動をとってるのですが、その時は仕事で体調崩したとか思われたくないって気持ちが強かったです。ハードに仕事してもクールな顔してる、みたいな変な憧れ像がありました。

病院にはもともと、その日の定時後に行く予定でした。何度か病院に行ってて薬試したり検査したりしてたのですが、何か異常はありそうな気もするけど、決定打がないと言われてました。これでダメなら診療科行ってみるか的な感じで、前週の金曜に血液検査を受けました。その病院では血液の解析ができないのでほかの病院に送り、その結果が届くのが月曜日だったのです(少し記憶曖昧ですが)。

大分フライングで9時過ぎに行ったところ、もう結果が届いてました。最初はいらっしゃいって感じの態度の先生が、検査結果を見て明らかに表情が変わり、ここでは診断できない旨伝えられ、今の病院へ送られることとなりました。

 

ちょっと長々と書きすぎましたが、こんな過程もあり、この苦しさが続くのならば死んでもいいか的な発想になっていました。

死が怖いものではなくて、楽になれるところ、みたいな。

ただ、今はほんと違います。もちろん生きたいです。死が楽なんてバカじゃないのとか思います。それにあの時の苦しさは大分消えてきていて、今は治療の苦しさのほうがキツイです。こんだけキツイことしてるんだから生かしてよね!って感じです笑

それに病気があったにせよ、反省するところもたくさんあります。まず俺の働き方がいけてなさすぎです。考える時間がない、まず動くべきだ、ってことを言い訳にして、どうすれば効率的に働けるかを全く考えてなったんだと思います。今は考えることしかできないので、ほんっと反省しましたし、機会あればやってみたいことが色々できました。頑張ったからオッケーだなんて、なんで問題、課題があること分かってて、そこを避けて同じこと続けてたのか。は〜って、ため息でますね。

そういうたのしみもあるのでほんと、今は生きていたいですよ。

 大事なことを気付かせてくれて、ありがとう白血病、です。

 

白血病になって、泣いてくれる方に会いました。涙を見ると、俺も泣きそうになります。病気になったことの後悔とかじゃなくて、なんでか分かんないけど。

なんとなく、涙もろくなってる気がします。自分の弱いところを全部さらけ出したからかもしれません。けっこう自分のこと語るタイプじゃなかったと思うのですが、今はもう全部オープンです笑

その分、優しさや元気など、たくさんのパワーをたくさんの人から受け取っています。自分が思っている以上にたくさんの人に支えてもらって、俺は今生かされていること、本当に感謝しなきゃいけないと思います。

 

あーもう4時やん!

無駄に長くて読みにくいですが、宣告された時のこと思い出して書きました。なって良かったとは思わないけど、なったからこそ気づくこと多くて、せっかくなのでその気付きを大事にして、またこれから頑張っていきたいと思います。

 

夜中(早朝?!)に失礼しました。そして仕事頑張ってください。

よし少し寝よ!2時間は寝なきゃー!帰るだけの体力は作らねばヽ(´o`;

おやすみなさい。