急性リンパ性白血病について
ゆくそです。月曜の夜です。
血液の数値について、主治医の先生と話しました。
白血球の数は、正確には36100でした。これに関しては、未熟な白血球が増えているためで、数日で減少し、一定値に落ち着くのではないか、とのことでした。
様子を見てきたいと思います。
話の中で、近いうちに親を呼んでほしいと言われました。現在の状況や今後のスケジュールについて理解と共有を図りたいようです。気になりますね。
タイトルの件、少しまとめたので整理します(^^)
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■白血病 #1
・血液中の白血球が悪性腫瘍になった血液がんの一つ。
・病状の経過、白血病細胞の由来する血球細胞より、大きく4つに分けられる。
・慢性リンパ性白血病
■白血病の原因 #2
・他段階的の遺伝子異常を経て発生する。
・遺伝子を傷つけるものとして、タバコ、放射線、薬、ウイルス等がある。
・放射線は、チェルノブイリ、広島・長崎の調査より由来。100ミリシーベルト未満の被爆では、がんの多発は見られていない(2011年3月11日の福島第一原子力発電所のメルトダウンによる白血病やがんの増加はみられない・・・20ミリシーベルト以下)。
・遺伝子異常が子孫に伝わる遺伝子病ではなく、伝染もしない。
・なぜ白血病になるのかは、偶然によるもの(はっきり分かっていない)
■急性リンパ性白血病 #3
・血液は、感染予防の白血球、酸素を運ぶ赤血球、出血を止める血小板からなる。
・血液には、造血細胞という血液のもとを作る過程で、細胞がリンパ球に成熟する段階がある。ここでガン化した状態を言う。
■急性リンパ性白血病の治療 #4
・抗がん剤による化学療法と、造血幹細胞移植が主体。
・寛解(かんかい)という白血病細胞が認められなくなった状態にした後、体内に残っている白血病細胞の治療として、地固め療法や強化療法を複数回実施。
・加えて、中枢神経(脳・脊髄)に白血病細胞が広がることが多いため、骨髄内へ抗がん剤を投与するのが一般的。
■治療での問題点 #4
・感性症と出血による合併症が最も頻度が高い。抗生剤、血小板輸血で対応。
・頻回の輸血により、抗HLAが生産され、血小板輸血不応性となる。
■治療の流れ #5
(1) 寛解導入療法
(2) 寛解後療法(地固め療法)
(3) 維持療法
※ 効果があれば、1~2年。
基本的には化学療法を実施。化学療法のみでは、治癒が難しいと予想される場合、造血幹細胞移植を検討する。但し、ある程度白血病細胞が減少している必要有。
■がん治療での寛解、治癒・完治 #6
【寛解】
・病状が落ち着いており、臨床的に問題が無い程度まで治ったこと
・骨髄中のがん細胞が5%以下、末梢血にがん細胞が検出されなくなった状態
【治癒・完治】
・寛解状態が5年続けば、「治癒」「完治」と表現される
■生存率 #2,3,7
・70% ~ 80%
【長期生存率(5年)】
・小児:80%以上
・30歳以下 × 白血球3万以下 × Ph染色体陰性:53%、20%~40%(年齢が上がるにつれ低下)
・15~59歳:23%~33%
・35歳以下 × 白血球3万以下:55%
・36歳以上 × 白血球3万以下:34%
・36歳以上 × 白血球3万以上:5%
※年齢によって使用できる薬の種類や頻度が異なるため、若いほど値が良くなっているようです。また治療開始までの白血球数と、染色体異常の条件(どの番号が異常になるか)によって、生存率は変化するようです。
■生存率に対して今思うこと
・私に当てはめると、白血球23700なので、白血球3万以下の条件になります。
・どの番号の染色体が異常であるかは詳しく聞いてませんが、少なくともPh染色体異常ではない、と聞いています。
・自分で記載しておいてなんですが、生存率は、情報源によってまちまちでした。データを取得した時期や、サンプルの数、条件が異なっているためです。また、ほとんどが若干古いデータを参照し続けてる気がします。加えて、急性リンパ性白血病の中でももう少し分類は分かれるのですが、そこが一まとめになっているように見えました(本当は違うかもしれません)。
・一般的には、1年は大丈夫で、5年生存となると再発等により 20% ~ 40% に落ちる、というのが多いみたいです。調べてくれた人もいるかもしれません。
・だけど、1条件下での確率で、それは全ての人には当てはまりません。医療も進歩しており、細かく治療法が確立され、新薬も開発されています。
なので、私は未来は明るいと思っています(^^)
#1 愛知県がんセンター中央病院
#2 日本成人白血病治療共同研究グループ
#3 がんプロ.com
#4 関西電力病院
#5 国立がん研究センター
#6 がん情報ポータルサイト
#7 日本内科学会 102巻7号(H25.7.10)