ゆくその七転び八起き

白血病や日常のことを書くよ

3クール目の抗がん剤投与完了

どうも、ゆくそです。自分の感じ方として、体調はかなりいいです。意識もしっかりしていますし、動くことも可能で、嬉しくて無駄に少し歩いてみてます。ただ、病室からは出れないので、歩けるといっても数歩なのと、あんまり歩くとくらっとすることあるので、極力はおとなくしています。窓から外見てると早く外の空気が吸いたくなりますね。

今日の治療は、朝に血液検査を行い、その結果好中球と呼ばれる白血球の1種に増加してることが確認されたので、リツキシマブと呼ばれる抗がん剤の投与が行われました。リツキシマブは、特定腫瘍の抗体のみを破壊できる抗がん剤となっていまして、クールの最終で投与することとなっています。

ピンポイントでやっつけれるのでかなりいいのですが、クールの序盤で行うと、一気にやっつけれる分、体内にも負荷がかかり、尿酸値が高くなってしまうそうです。結果、腎不全や痛風と言った症状に導いてしまうため、今回は序盤に3種類の別の抗がん剤ステロイドを用いてあらかた倒した上で、好中球を復活させてきているこのタイミングで止めで投入となりました。上記の3種類の抗がん剤も、それぞれ体に負荷をかける要素は多分に含まれていますが、それぞれ負荷を軽減する薬との併用しつつ、血液データを見比べつつ、今クールの投与を終えることができました。

後は、明日、明後日、ステロイドを投入することと、血小板の輸血を行いながら、体調回復を行い、一時退院を目指します。このステロイドというのは、リンパ球を破壊する役割と、抗がん剤の吐き気予防に効果があるそうです。ただ、ステロイドがなぜ上記を行えるのかのメカニズムはまだ解明されておらず、経験則的に世界でガイドラインを設けて使用方法を統一しているようです。

 

薬剤師さんとけっこう仲良くなってきて、メカニズム的なことをよく教えてくれます。これまで考えたこと無かったことも多くて、新しいことを知るって楽しくもなりますね。聞いているとついついつっこんだ質問したくなるのですが、おそらくその回答には予備知識として数冊の医学本がいることもあるのですが、できるだけわかりやすく質問に答えてくれるので、いいところに入れたなーと実感しています。

次回は、抗がん剤がどうやって体内の細胞を破壊するかのメカニズムを図を用意して説明してくれるらしいです。細胞は体内を一巡すると細胞分裂を行うらしいのですが、その分裂周期を抑える役割を抗がん剤を行っているとのことです。ただ、色んな種類の抗がん剤があるわけで、それぞれの細かな役割は異なってきます。じゃあ、なぜこの種類の抗がん剤を使用しているかという話をしようと思うと、腫瘍とはなんなのかや、腫瘍のパターンを知っておく必要があり、そこを理解しようと思うと、細胞の分子レベルの話や染色体の話、体液の浸透圧の話を理解していないといけないらしく、そこらへんを簡単な図を使って教えてくれると聞いています。すごい熱い人で好きですね。

俺の中のイメージとしては、法律相談所で3人目にいる弁護士をまじめにした感じですw

 

とりあえず、今からがんがん回復していきます!!